上床研へようこそ ! 上床研究室では、10mK, 9T, 15GPaという極限環境下で、強相関電子系を中心に研究を行っています。また、より高圧での研究を可能にするため高圧装置の開発も行っています。

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物性の研究は自然界に存在する物質を理解することから始まり、現在では自然界に存在しない物質を合成し、その物性研究が盛んに行われています。一方、物質の状態を決めている重要な外部パラメータは「温度」・「圧力」・「磁場」であり、これらを人為的に制御し、自然界に存在しない環境を創生し、その環境に置かれた物質の挙動に全く予想しない新奇の現象の発見が期待できます。

我々の研究室では「超高圧・極低温・強磁場」を組み合わせた多重極限環境を創り出し、強相関物質を対象に研究を行っています。

強相関電子系、特にウランや希土類金属間化合物の重い電子系物質を中心に量子臨界点近傍に存在する「圧力誘起超伝導」の探索、その機構解明を主眼に基礎的な物性研究を進めています。それだけでなく、「超高圧、極低温、強磁場」を組み合わせた多重極限下で出現する新奇な量子相転移現象の探索、解明を行っています。

また、新素材 NiCrAl 合金を用いた新型ピストンシリンダー型セルや超小型高圧セルなどの新たな高圧装置の開発にも積極的に取り組んでます。

                                                                                             

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